新築戸建の火災保険にまつまる怖い話。知り合いの保険代理店に相場をはるかに超える見積を出された経験を語る。

マイホーム計画中

どうも、イボイノシシです!

前回のブログでは新築戸建て注文住宅の窓についてのお話でした。

マイホーム計画でキッチンとかトイレとかお風呂とかってめっちゃ時間かけてキャッキャしながら悩みますよね。

「えー予算オーバーしちゃうけどこのオプションどうしても付けたーい」とか結構やっちゃいます。

でも照明とか窓とかは、「ほ~ん、まぁ基本的に初期プランでええんちゃう」とか「予算オーバー?ほな、いらんわ」なんて感じで我が家も考えちゃいました。

しかしこの2つ、事前にちゃんと考えて計画建てると、金額もお手軽に居住空間を超絶に快適できたりします。

是非、事前に要望をまとめておくご準備を!

ってことで今回は私に降りかかった危険、新築戸建ての火災保険にまつわる本当にあった怖い話です。

ただでさえ、住宅にまつわることで「比較こそ正義」になっている私。

そして、この件以降、「改めて比較って大切」って思いました。

むしろ「特に保険は絶対に1社しか聞かないのはやめなはれ」とお話しておきたいと思います・・・。

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保険屋さんから提案を受けるきっかけ

ある日妻から、

嫁

なー旦那はん。

家の火災保険を私の知り合いが提案したいって言ってきたわ。

夫

火災保険?

あーまだ何も考えてなかったなー。

聞いてみるかー。

嫁

私が自動車保険でお世話になってる「保険王」さんなんだが。

夫

保険王さんかぁ・・・

(彼は話長いんだよねー)

妻が自動車保険や生命保険でお世話になっている保険代理店の敏腕社長「保険王」さんである。

何らかのネットワークから、我々豚夫婦が家を買う情報を掴んだようで、妻に連絡が来たそう。

妻は保険の難しい話があまり好きではなく、「1人で聞きに行くのだけはヤダ」とのこと。

「まぁいずれにしても必要になるし、話だけ聞いてみても悪くないか」ってことで、火災保険の知識なしに会うことになりました。

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早速の見積提示・・・恐怖の金額が・・・

保険王「イヤー今日はご主人もご一緒ですね!マイホームおめでとうございます」

夫「いえいえありがとうございます。いつも妻がお世話に・・・」

保険王「もう見積作ってありますから!どうぞどうぞ!ちなみに火災保険の話って他で聞きました?」

夫「イヤ、保険王さんのご提案が初めてです!」

保険王「OKです!今日ハンコ押しちゃいましょう!」

夫「・・・とりあえず説明お願いします」

こんな勢いの人である。

私の妻はNOと言えない日本人の代表選考会で『不動のエース』の座を獲得している(イボイノシシ調べ)

保険王さんのこの勢いに負けて保険にお世話になっている。

あとから「この保険何が良かったの?」って聞くと「んー、よく分かんないけど、断るのイヤだったから」って謎の理由で契約しちゃうタイプ。

ある意味保険屋さんとうまくかみ合った例である。

保険王「それでは早速見積がこれですね!」

夫「!?」

50万円。

目をこすってもう一回見ても、50万円。

これは何年契約なの?

一体どんなオプションが入ってるの?

そもそもこれって適正なの?

イヤ、んなわけない。

保険王・・・この俺がドケチと知っての狼藉か!?

完全にこの見積を見て構えてしまってます。

とは言え知識なき男であることは間違いないから、まずはちゃんと話を聞くことに。

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戸建ての火災保険は「総合保険」の時代

その保険王さんが戸建火災保険のいろいろを教えてくれた。

火災保険はいろいろカバーされた総合保険

保険王「まず前提で火災保険でお金が出るのって、『火災・落雷・爆発・破裂』なんですよね」

夫「なんかその4つで出るってよく聞きますね」

保険王「これの他に、台風の風災とかゲリラ豪雨の水災とか盗まれた際の盗難保険とか別々に保険入らずに、今は1本の『住宅総合保険』って契約でまとめちゃって、これを一般的に『火災保険』っていってます」

夫「なるほど」

保険王「あと、ご主人。ついてます。ギリギリ間に合いましたよ」

夫「なっ、何にですか?」

火災保険、10年の長期契約がなくなる?

保険王「火災保険って今10年までの長期で契約できるんですけど、もうすぐこの10年長期契約できなくなります」

夫「マジで!?」

保険王「最近自然災害ひどいじゃないですか?あれのせいで保険会社にとって火災保険って大赤字になっちゃったんですよ」

夫「あー長期契約だと割引が大きいなんて話聞いたことありますしね」

保険王「それなんですよ。これから建てる人でずーっと悩んじゃうと、この10年契約に間に合わなくて費用上がっちゃう人出てきちゃうんですよね。最長5年とかになるかもしれないかなー」

夫「確かに全く同じ内容なのに、契約したのが遅いってだけで金額高いとなんかねぇ。ちなみにこの50万円の見積も10年契約ですよね?」

保険王「そうです!10年一括払いです!50万一括じゃ難しい場合は「長期年払い」っていう1年に1回払ってく契約も保険会社によってはあります。少し割引率落ちちゃいますけどね」

夫「支払方法もいろいろあるのかー急に50万一括って言われても結構ビビりますしね」

保険王「ちなみに地震保険はもう最長5年になってますから。火災保険10年で契約しても先に地震保険だけは更新来るのでお忘れなく」

「建物」と「家財」の違いって?

保険王「建物と家財ってどう違うか分かります?」

夫「なんとなく、建物は柱とか壁とか?・・・なんか言われてみるとよく分かんないですね」

保険王「分かりやすく言うと、『ハイ、お引渡しです』って鍵もらって家の中にあるものが建物。自分で入れたものが家財ですね」

夫「あっそうなの?じゃーうちとかエアコンもつけてもらってるけどそれも入るの」

保険王「入ります入ります!壁とかについてるものは建物の一部です」

夫「あっ、じゃー入居後エアコンつかた場合家財ってこと」

保険王「そういうことです!だから注意が必要ですね!」

夫「注意?」

保険王「例えば建物ってハウスメーカーと契約した金額で分かりやすいんですよ。でも家財って入居する年数経てば経つほど増えていきますよね」

夫「確かに!」

保険王「一般的には500万とかまで補償するとか上限つきの契約になってるので、その点は注意が必要ですかね」

水災保険って必要?

保険王「保険会社が赤字になってるのって水災保険があるからって言っても過言じゃないくらい、今水災一回起こったらとんでもない額補償してるんですよ保険会社って」

夫「確かに最近集中豪雨みたいなニュースが毎年ありますよね」

保険王「ってことで水災は必須なんでつけちゃいましょう」

夫「イヤ、私たちが住む地区って市のハザードマップで見ても浸水予想される区域にも入ってないんですけどそれって・・・」

保険王「いやいやいや、ゲリラ豪雨で冠水したら、あれですよーこれですよー」

って言った具合にあまり丁寧な説明はありませんでしたので、自分で調べることに。

結果的には「個人的には入っておいた方がいいだろう」って感じ。

なぜなら「有事の際、自分たちの生活を守るお守り」になるかもしれないからです。

水災保険の補償は

  1. 自宅が洪水で流された
  2. 建物が再調達価額(もう一回取得するのに必要な金額)の30%以上の損害があったとき
  3. 床上浸水してきた、それか地盤面から45㎝以上水が上がってきたとき

これになります。

それなりに使えるハードルは高いです。

でも床上浸水で自宅水浸しになって、床や断熱材、電気関係や水回りダメになったら1,000万円とか簡単にかかってきちゃいます。

家づくり計画してみて一つ一つの単価見てってそれは思います。

それが保険会社や建物構造にもよるけど、年間数千円から数万円の保険でまかなえるなら全然安心だと思ってます。

ちなみに我らが新興住宅地「楽園の森」は、土地に土メチャメチャ盛ってます。

道路から見たら結構高い位置に家が建ってるの分かるくらい。

土地の開発工事してる頃からずっと見てきてますけど、浸水リスクは小山市の中でもちょっと安心してもいいのかな?

なんて思ってます。

専門家じゃないんで詳しいことは分からないですけど。

勧められて印象に残った類焼損害保険

保険王「類焼損害保険もオプションで一応つけてますから」

夫「なんですかそれ?」

保険王「これ『火事やっちゃってごめんなさい保険』ですね。お隣さんとの関係維持のためです。火事の後も長く関係続きますから、つけておいた方がいいですよー!」

夫「この場合って万が一うちから火が出て、お隣に火がうつって全焼させちゃったら、それはお隣さんの火災保険で補償できるんですか?」

保険王「できます」

夫「それなら良かった」

保険王「法的には払う義務もないですしね」

夫「んーもし自分ちが原因で火事起きたら、自分なら申し訳なさ過ぎてもうそこ住んでられないかな」

保険王「・・・悪いオプションじゃないですから!一応つけておきましょうよ!ねっ!」

夫「・・・お願いします」

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私の発言で急遽態度が変わった保険王

保険王「どうでしたかー火災保険?いいですよねーそれでは早速契約のお話を・・・」

夫「あっ契約はまだしないです。他社さんからのご提案も見て検討します」

保険王「えっ!?」

夫「ん?」

保険王「えっ・・・いやー、あはは・・・そうですかそうですか・・・。」

夫「?」

保険王「イヤー、ねっ。ほら奥様はいろんな保険うちでやっていただいてますしねぇ!」

夫「そうですねぇ、いつもホントにお世話になってて」

保険王「一つアドバイスなんですがね、他で家の火災保険の話が出たら『もうお願いするところ決まってます』って言うんですよ」

夫「・・・ん?」

保険王「そしたらもう見積とかも出てこないので、比較して悩まずにすみますから!大変じゃないですか?いろいろ見て決めたり断ったりするの?」

夫「(やはりあの10年50万・・・やってるな?)」

保険王「ネット保険みたいにだれとも会わずに決める保険って味気ないですしねーやっぱり人間同士が会話してねぇ、あれでねーこれでねー」

夫「まぁとりあえず今日のお見積書で保険王さんからのご提案は一度いただいておきますので・・・」

保険王「いえ!これはあくまで参考でお見せしてる初期提案ですから!再度作らせていただきたいので、もっと詳細教えてください!」

そう言って保険王さんは最後までその10年50万円の見積書を渡してはくれなかった。

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「一括保険比較」を試してみる

保険王さんの見積書を渡してくれないレベルの対応があまりにも気になって、帰ってから一括火災保険比較を試してみた。

入力に関してはすごい簡単!

聞かれてる質問にクリックして答えていく程度で、複数社から一気に見積が取れるサービス。

入力した翌日にメールで9社分の見積もりが届きました。

中には保険王さんが提案してくれた保険会社もあります。

提案してくれた会社の保険料は10年で20万そこそこ。

やってくれたな、保険王。

まぁいろいろ調べると建物構造によって保険料が上がるのは事実。

トヨタウッドユーホームが誇る2×4工法は省令準耐火構造の火災保険的には「T構造」と呼ばれるもの。

非耐火構造の「H構造」と比較すると保険料が大幅に変わってきます。

ただねぇ、「そこは事前に調べておくのがプロやん?」って話です。

だから皆さんもお家の火災保険を検討する段階で、事前に情報を知っておくことや、提案を受けた後でも保険料が適正だったか確認するのは大切です!

一括比較できるサービスで「保険の窓口 インズウェブ」さんや、

「住宅本舗」さんがあります。

戸建の火災保険提案を受ける前に相場を確認したいもOK。

どこかから提案を受けた後に「もっと安いところ探したい!」で使うのもOK!

もう契約しちゃったけど、「比較しなかったけど自分の火災保険金額って適正なの?」で見てみるのもありかも!

火災保険の一括比較は是非オススメです!

結果どこに火災保険決まりそうか?

トヨタウッドユーの打ち合わせで10年50万のこの火災保険の話をしたときに、営業のトヨ太さんから

トヨ太「高すぎますねぇ・・・なんかすごすぎて・・・。初めて聞きました」

夫「やっぱり高すぎますよね?」

トヨ太「弊社で提携してるのがあいおいニッセイ同和損保なんですけど、見積もり出してみます?すぐ出せますけど」

夫「あっホントですか?お願いします」

そして設計士のトヨ美さんとクロスの打ち合わせ前の軽い雑談中にもう見積もりが出来あがってきました。

結果、どんな保険よりも条件が良かったです。

何やら「団体割引」的なものが結構効いてるそう。

どのハウスメーカーさんもそうかもしれないけど、そこから出てくる条件はなかなかいいのかもしれません。

いずれにしてもいろいろ自分で調べたり聞いてみた結果、分かったことですね。

ハウスメーカーさん提案の保険になるかなーって感じです。

とりあえず保険代理店さんはいくら知り合いで信頼をおける人でも、一応他との比較はしておいた方がいいのかな?

なんて思います。

その材料を自分の中で持っておくためにも、是非火災保険の一括比較はオススメです。

ほけんの窓口 インズウェブ → 火災保険一括見積もり

住宅本舗 → 火災保険の一括見積もり

それでは!

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